上瞼がくぼんでしまう原因
目のくぼみとは瞼、眼輪筋の膨らみが凹んでしまったことを指します。筋力の衰えや肌の弾力がなくなるとくぼんできます。同じ顔でも瞼が凹んでいるかふっくらしているかで印象は１０差も出てきます。凹んでしまった肌はお化粧品ではなおりにくく目の表情をしっかりと動かそうとすると余計くぼんでしまいます。
上瞼がくぼんでしまう一番の原因
きっかけはそれぞれありますが、原因は眉の筋肉が硬直してしまっているからです。細かく言うと眉を上下させる前頭筋という表情筋が凝っていたり硬直してしまうと真下の瞼の活動範囲が狭まり全く動けなくなります。
若い時は目を開け閉めする表情は瞼のみを使っていましたがだんだん表情が固くなると強くて太い額の筋肉に頼って開け閉めをするようになります。頼りっぱなしの前頭筋が疲労や凝りで硬くなってしまった途端に瞼は一人で動かすことができなくなり、急激にやつれてしまいます。
上瞼がくぼむきっかけ
よく瞼がくぼんでいる人は先に額の横シワか眉間の縦シワが出てきます。それは表情が険しく、目を凝らしていたりすると肌でなく皮下の表情筋がこわばり肌に表情シワが出てきます。細かい文字を見ようとしたり、デスクワークをして目を凝らすようになってくると時間差で目がくぼむきっかけになります。凝らして表情筋が硬直し睡眠中にくぼむ方や肌が少しづつやつれて１～２週間後にくぼんでしまう方は人それぞれですね。
下瞼がくぼんでしまう原因
以前は涙袋という下瞼がふっくらと膨らんでいましたがいつのまに萎んで下がっていたりくぼんでしまいましたね。上瞼と違いくぼみの線が一本だけでなく２本や３本と水の波紋のようにシワが出ている方もいらっしゃいます。通常の目の下の弛みと違い、くぼんでいる状態は衰えて下がっているだけではありません。こめかみや頬こけと同じように緊張、張りつめが強いと肌は凹んでしましまいます。
下瞼がくぼんでしまう一番の原因
顔は緩み過ぎると膨らみながら下がってきますが、張りつめすぎると筋肉が薄い場所から凹んでしまいます。ストレスや緊張した表情をしていると目頭と口、目尻と口の間にある２本の筋肉が硬くなり縮んでしまいます。縮んで太くなった筋肉は口側でなく目側に集まって凝り固まるので下瞼は上瞼のように開け閉めする範囲がなくなり動けなくなります。
くぼんで下瞼にそって線、シワがでますがこれは瞼が弛んだシワでなく目の周りが硬直してできた肉割れです。なのでリフトアップの表情筋トレーニングをすると余計目の周りは固まってしまうので気を付けてください。
目の下の弛み原因
❶眼輪筋の衰え
下瞼の筋力が衰え瞼が下垂する状態。上瞼と違い下瞼は目の開け閉めで1〜2割しか動かさない人が多く。下瞼から弛みやすい
❷スマホ見過ぎ目頭の凝り
近い画面を見過ぎると目頭の開きが少なく、眉間や鼻の筋肉が硬直します。画像の方のように目頭から斜めにシワが出る人が多い
❸眼窩脂肪
下瞼の筋力低下で活動代謝が無くなり眼窩に脂肪が溜まりやすくなります。代謝も上げつつ瞼トレーニングも必要です。
❹浮腫み
目の疲れ、表情の乏しさ、入浴してないなどで肌が伸びやすい瞼に溜まってくると下瞼が下がってきます。
❺涙袋のヒアルロン酸
下瞼に入れたヒアルロン酸が下がってきた方がいらっしゃっいました。相談例
間違った例
40代、デスクワーク激務で顔が疲れ、表情筋や頭皮が硬く凝り瞼が下がって開かない方がいらっしゃいました。カウンセリングで『 瞼が下がっているので瞼を切開しリフトアップする予定です』お話されてました。
頭皮や表情筋の硬さが取れ表情にかかるストレスが無くなると瞼は元通り持ち上がってくれました。
もし疲れたお顔ごとに切開や注射を打っていたらおかしくなりますね。
他に眼瞼下垂症でない方が切開して目が剥き出しになって後悔された方も相談ありました。
40〜50代の方は表情筋や頭皮の硬さを解消してから判断された方がいいですね。
改善セルフケア
❶目頭近くの鼻筋をマッサージ
鼻の筋肉が硬いと目頭の開きが悪くなります。まず、鼻のキワをほぐしましょう
❷頬骨上部をほぐす
頬骨が高いと下瞼は開きません。少し目と口の間を伸ばしながら目尻の下、頬骨上部をほぐしましょう
❸下瞼と口の間を押す
目と口の間、平らな場所に親指でじわっと押しましょう。机に肘をつくとしっかり押せます。
❹瞼トレーニング
顔を縦に伸ばしながら目を開け閉めする
❺下瞼トレーニング
顔を縦に伸ばしながら下瞼だけで目を閉じる
難しいので最初は❸の上瞼と一緒に開け閉めしましょう
注意)瞼自体はマッサージすると肌が伸びるのでやめましょう
ゴルゴ線とは
ミッドチークラインと呼ばれて目頭から頬を斜めに入るシワの事を指します。ある漫画の主人公がそのシワが出ているので通称ゴルゴ線と呼ばれています。これはシワもあれば、クマが瞼にそって出てしまうのもゴルゴ線と見られていますね。
目の下の弛みのきっかけにもなるので早めにケアされて下さい。
ゴルゴ線の原因
❶眼精疲労
目が疲れてくると目頭から瞼がくぼんできます。スマホ時代なので10代からでもゴルゴ線が出ます。❷加齢
表情筋の中で下瞼の眼輪筋が一番弱く、下瞼を使って表情を動かしている方は少ないです。そのため衰えも早いので垂れジワが出ます。
❸ストレス
ストレスで表情が険しくなると瞼、こめかみ、頬など元々骨が陥没している場所はくぼんでしまいます。
❹頭皮が硬い
頭が硬くなると瞼で目を開け閉めしなくなり、眉だけで動かそうとする特徴があります。そのため瞼はくぼんだり垂れたりします。
間違った方法、失敗例
❶瞼のマッサージ
瞼自体は弛んでたり垂れているので、マッサージして緩めると余計伸びてしまいます。浮腫みを優しく流す程度は大丈夫。
❷ヒアルロン酸
瞼にヒアルロン酸入れて涙袋や瞼をふっくらさせた方が肌が伸びて垂れてきたと相談ありました。
❸脱脂
瞼の脂肪を取ってくぼんでしまった相談ありました。
ゴルゴ線の改善セルフケア
❶瞼トレーニング
眉を上げ口を下げて顔を縦にストレッチします。そのまま瞼を開け閉めする10回3セット
目頭側が硬い人へ鼻を摘み下に下げながらすると目頭側に効きます。
❷鼻筋マッサージ
目頭の高さの鼻筋キワをほぐす。鼻筋のキワを摘み上下に30秒ほぐす
❸眼窩下マッサージ
ゴルゴ線のシワより下部、平らな骨部分に指を押し当て小刻みに上下させる。特に目頭側の深いシワより3ミリ下辺りを重点的にほぐす
❹頭皮マッサージ
ゴルゴ線深い人は前頭部をほぐしましょう。きっととても硬いので頭皮の健康グッズや頭皮マッサージ器があると便利です。
❺ミストサウナや岩盤浴
目の周りが緊張している。瞼が浮腫んでクマがゴルゴ線にそって出てる人は顔も温められるミストサウナや岩盤浴などでデトックスしてください。
普段は近い場所でなく景色や空を見て目を休めましょう。
