ほうれい線とは
法令線や豊麗線とも書く、小鼻から口角までのシワをほうれい線と言う。また、口角から顎にかけてのシワはマリオネットラインと言う。
30代後半から深くなる方が多くほうれい線があるかどうかで老け顔の印象が付いてしまいます。小鼻の付け根からシワが出やすいですが口角側が深い人もいます。肌質、筋肉変化で急に出てきます。
ほうれい線の原因
加齢とともに出るものですが50代の方でほうれい線が無い人もいれば20代でくっきりとほうれい線が出てる人もいます。その差は何でしょうか?
❶唇の筋力
ほうれい線の内側は口輪筋と表情筋です。その筋肉が無いと中心に集める閉じる力が働かないので外側に伸びて広がります。
特徴としてほうれい線が下向きで長い、40代以上に多い
❷目の疲れや表情が硬い
眼精疲労で目の周りの筋肉も疲れで硬くなると鼻にある鼻筋(びきん)が太くなります。目頭から小鼻まで縮んで太くなるので小鼻の付け根は陥没してシワが深くなります。
特徴としてほうれい線が短いが深い、年齢は関係ないので20代から出やすい。早く治りやすい。
❸歯並び悪い
歯並びの悪さで唇で口を動かすことができません。小鼻の付け根や口角で口を広げる動かし方で口の開け閉めをしているので10代からほうれい線が出ています。もちろん歯並びが年々悪くなるにつれ深くなる人もいます。
特徴としてシワでなく口周りの凹みですが、放置するとシワになります。
❹歯の神経抜いた
虫歯などで歯の神経を多く抜けてる人は肌の張りが弱く口周りが陥没していますね。
特徴としておばあちゃんのように鼻の下がモコっと出ながらほうれい線がはっきりします。
❺歯列矯正
矯正中に口が閉じにくいので目と口の間にある頬骨筋や鼻筋(びきん)を縮める表情癖があるとほうれい線がはっきりします。痛みやワイヤーでのストレスが強かった人は特に深いです。
特徴として、歯並び悪い時のシワと矯正中のストレスが加わってるのでほうれい線がはっきりしている。加齢も加わらないようにすぐにケアして下さい。
間違った方法、失敗例
❶ほうれい線自体のマッサージ
マッサージは緩めるほぐしているのでシワの肌は弛んで伸びます。緩んだ時にシワが浅くなりますが肌は伸びます。
❷口角上げる顔ヨガ
口角を上げて持ち上げるとほうれい線ははっきりします。口の中心から外側に広げる動きなので表情シワが深くなります。
❸舌回し
口の中で歯茎にそって舌でなぞると表側のほうれい線は伸びて薄くなります。
ほうれい線を伸ばして薄くしているので鼻の下も伸びてしまいます。20代であればいいですが40〜50代は致命的です。
❹ヒアルロン酸
ほうれい線にヒアルロン酸入れてシワが無くなりましたが、ほうれい線が出る口の筋力不足や表情筋の凝りは改善していないので顔が下がってきたと相談がありました。ほうれい線出た原因を先送りしてしまうと筋肉の土台は無くなってしまいます。
❺割り箸トレーニング、マウストレーナー
割り箸を加えて口角を上げるトレーニングや口角の健康グッズを使うと口角から縦シワがはっきりします。
また、頬の肌がエラの筋肉側に寄るので逆に頬が弛みますね。
改善セルフケア
❶瞼の下を押す
下瞼の7ミリ下、骨の平らな場所を親指でじわ〜と押す10秒3回
❷鼻のキワマッサージ
鼻筋のキワを指で挟み上下にほぐす。30秒
小鼻の付け根✖️はマッサージしないで下さい。5〜10ミリ上をマッサージしてください。
❸口輪筋トレーニング
口角を親指と人差し指で挟み抑えながら指にむかって口を尖らせる。ほうれい線の真上に筋肉が集まりシワが無くなる
❹頬骨筋トレーニング
アヒル口から唇を少し尖らせ口角の上を膨らませる。
小刻みに口角を突き出す10回3セット
❺口笛
口笛を吹けない人は唇の感覚が衰えています。ほうれい線のきっかけになるので口笛の練習しましょう。
デスクワークでの姿勢で顎が上がっていたため口に力が入らなくなっています。また、眼精疲労で目の下が硬くほうれい線や頬が下がってしまいます。
目に繋がる筋肉をほぐし、首や肩凝り解消すると表情に力が戻りました。フェイスラインや頬骨を整えると弛みが無くなり小顔とリフトアップできました。
マリオネットラインとは
口角のシワ、口の周りの口角から顎先に伸びているシワのこと。ほうれい線と繋がってる方が多い。
口輪筋にそってスジが入ってます。最初は筋肉同士の境目ですが表情動かすことによってシワが深くなる人がいますね。
頬の弛みがある人はブルドックラインに変わります。
マリオネットラインの原因
❶口角を引く表情癖
エラの筋肉が強いので口の中心に意識が無く、楽して口角を引く閉じ方が出やすくなります。
❷口輪筋の衰え加齢
口の締まりが無くなってくると口輪筋が伸びて広がります。口角下に弛みが出やすくなります。
❸歯並び悪い
口が中央で閉じにくいので口角に力が入ります。そのまま縦シワが出やすくなります。
❹上顎前突
上顎が尖って出てる骨格の人。口周りと上顎の傾斜角度の違いで口に筋肉が付きにくく口角にシワが出やすい
間違った方法、失敗例
❶口角引き締め健康グッズ
口角を上げたり広げるマウストレーナーをすると口角に表情シワが出ます
❷顔ヨガ
リフトアップする表情筋トレーニングすると口輪筋は広がり口幅が広がりシワが出やすくなる
❸頬のマッサージ
フェイスラインのマッサージで柔らかい頬をマッサージすると弱い筋肉は痩けてしまいます。
❹バッカル、脂肪吸引
頬の脂肪を抜き頬痩けてシワが出たとご相談ありました。
マリオネットラインの改善セルフケア
❶人中トレーニング
上唇に指を当て、唇の力で指を押し上唇の筋肉を付ける。30秒。広がった口輪筋が引き締まり口角を引き過ぎなくなる。
❷割り箸トレーニング
片側の頬に割り箸を入れて内側から頬を押す。当てた場所を緊張させながら顔を反対方向に向く。30秒
両方する
❸頬トレーニング
オの口をして頬に親指当てる。当てた場所を緊張し小刻みに膨らませる。30回
普段は口幅を広げない。うっすら唇を尖らせる
輪郭矯正コース なおす >>