大転子が出てる人の特徴や原因
骨盤の横の出っ張りである大転子は太ももの骨(大腿骨)で、股関節の反対側に位置しています。 大転子が横に出っ張る、骨盤の横が張り出してしまう現象は、骨盤のゆがみと股関節のゆがみが関係しています。
大転子が出っ張っる時、骨盤が外側に広がりながらゆがみます。骨盤全体が広がったことで、重心バランスが崩れ外側に重心が変わります。それを太ももの骨が外側から支えようと大転子が外側に移動します。
この時、大転子は単純に外側に出っ張るのではなく、必ず、股関節を支点に内側にねじれながら外側に出っ張ります。
大転子の出っ張りは、骨盤のゆがみと股関節の捻れが密接に関係します。 大転子が出っ張ると、下半身太りになり脚のラインが大きく崩れます。特にお尻が下がり骨盤の外側にお肉がつくので、骨盤が横に広がり張ったような状態なり、骨盤まわり・お尻まわりは大きく、そして四角い形になります。また、太ももの外側の筋肉も硬くなり内側から外側へふくらむように太くなります。
筋肉が硬くなったことで代謝が下がり、その上に脂肪がつくのでさらに下半身が太くなっていくのです。
普段、何気なくしている姿勢の癖で、骨盤をゆがませ大転子を出っ張らせてしまいます。特に気を付けなければいけないのは、片足重心で立つことと、内股で座ることです。
片足重心の時、骨盤は重心が掛かっている方を下に傾きゆがみます。このとき重心が掛かっている側の大転子には外側へ広がる力が加わるので外側へと出っ張ります。 骨盤まわりの筋肉は、この大転子の出っ張りをこれ以上いかないようするため、筋肉が硬くなりこれを支えます。さらに筋肉が硬くなったことで代謝が下がり、脂肪つきやすくなります。
内股で座った場合は、股関節は内側にゆがみます。この時、大転子は内側に捻じれるようにゆがみながら外側に出っ張ります。片足重心の部分でもふれたように、この大転子の出っ張りを支えるために、骨盤まわりの筋肉は硬くなります。
また太ももの前側に筋肉にもストレスがかかり硬くなるので、脂肪がつきやすく太くなります。さらに股関節がゆがみにより締め付けられたことで、リンパや血管が圧迫され、血行不順やむくみの原因になります。
大転子矯正・骨盤矯正例
膝・ふくらはぎがつかず、膝の間は約3.5センチ。ふくらはぎの間は約6センチ。
骨格のゆがみは、左右の骨盤が前後にねじれた状態。それにより大転子が出っ張っり股関節が内側にねじれます。さらに膝が内側を向いている状態(内巻き膝)で太ももの外側の筋肉、膝下の外側の筋肉ともに硬くなりふくらんだ状態です。骨盤・股関節のゆがみの矯正を中心に施術していきました。
矯正後、膝の隙間はOセンチ。ふくらはぎの間も2センチの状態に。骨盤、股関節のゆがみ、また、大転子の出っ張りも引っ込み、正常な脚のラインへと骨格のバランスが整いました。