骨盤の横幅が広くなり、大転子の出っ張りを引き起こす姿勢の癖
骨盤の横幅が広がり、大転子が出っ張ると下半身太りの原因になることはご存知かと思います。特に骨盤お尻まわりや太ももの付け根はゆがみの影響を多く受けています。
骨盤や大転子のゆがみを引き起こさないためにも、普段の姿勢の癖は気を付けなければいけません。
下記にあげたものは、特に骨盤を広がらせ、大転子を出っ張らせる代表的な癖です。
1.背中を丸めて椅子に座る
2.反り腰で立つ癖がある
3.脚を組む癖がある
4.内股の癖がある
それでは、一つ一つ引き起こされるゆがみの状態をご説明していきます。
背中を丸めて椅子に座る
椅子に座る場合、多くの方が背中を丸めて座っています。この時、骨盤は後ろに傾く状態になり、骨盤の後傾の歪みを引き起こしています。それにより、骨盤を支えようとバランスを取るために大転子が出っ張ります。また、お尻の奥にある梨状筋などの骨盤と太ももの骨をつなぐ(引き締める)筋肉が引き延ばされ硬くなります。
反り腰で立つ癖がある
姿勢を良くしようと胸を張るのはいいのですが、胸を張り過ぎてしまいかえって腰が反ってしまう場合があります。これは骨格的な反り腰ではなく筋肉の影響を大きく受けた反り腰なります。反り腰になったことで、お尻が後ろに突き出される格好になり、それに伴い大転子の位置がゆがみ外側に出っ張ります。
脚を組む癖がある
脚を組むとき、重ねた側の股関節は内側に入りこみます。それに伴い骨盤の後ろ側が開いた状態になり、大転子は外側に張り出します。また大転子にはお尻の筋肉が付いているので、必然的にお尻の筋肉も引き延ばされ緩んだ状態になり、骨盤の後ろ側を閉じる、大転子を引っ込める筋力が低下します。
内股の癖がある
立っていても座っていても、内股の癖がある方は股関節を支点に太ももの骨が内側にねじれてしまいます。この時、内側にねじれたことで股関節の前側がつまり筋肉が硬くなります。また、大転子は太ももの一部で捻じれたことでより外側に出っ張ります。大転子は外側にスライドするように出っ張っているだけではなく、内股の癖によってねじれもプラスされ、よりゆがみが複雑になります。
普段からゆがませない様に意識することは重要ですが、癖は無意識なのでどうしてもしてしまいがち。ストレッチなどのケアによってゆがみをリセットすることは出来ます。毎日のケアを心掛けてください。