膝下が曲がって見える、膝下が太い人の特徴

膝下が太く、曲がっている方は、一般的には膝下O脚という脚のゆがみに分類されます。
この膝下O脚は、骨格のゆがみとそれにより引き起こされた筋肉の負担や形状などが、非常に複雑にからみあったています。まれに、骨自体が曲がっている方もいらっしゃいますが、多くの方はゆがみと筋肉の状態が原因だと考えられます。

下記にあげたものは、特に膝下が曲がって見える方の特徴です。
1.脛の横の筋肉が硬く張っている
2.大転子が出っ張っている
3.上半身の姿勢が悪い
4.骨盤がゆがんでいる

それでは、一つ一つ関係性についてご説明していきます。

脛の横の筋肉が硬く張っている

膝下が曲がっている方は、非常に脛の筋肉が硬く凝り固まっています。それにより筋肉が緊張により縮み膨らんだ形状になります。この部分はもともと硬くなりやすい部分ですが、ヒールを頻繁に履く方は、自然とつま先立ちの状態になるので、筋肉が硬くなりやすいです。また、足首が硬いも固くなりやすい原因です。お風呂上りなどにアキレス腱伸ばしや足首まわしをして、筋肉の緊張を和らげてあげましょう。

大転子が出っ張っている

大転子が出っ張っている時、下半身全体は外側の筋肉に負担がかかります。この時、膝下の骨は外側に倒れるようなゆがみになり、その状態を支えようと脛の筋肉に力が加わります。そのために筋肉が緊張し外側に膨らむような格好で硬く膨らみます。

上半身の姿勢が悪い

あまり知られていませんが、上半身の姿勢が悪いと正しい姿勢のときに比べ、下半身にかかる重さは倍以上になります。その重さを支えるために、下半身全体の筋肉は硬くなります。お尻や太ももで支えきれなかった重さはふくらはぎ全体にかかり、筋肉が緊張して太くなります。姿勢が悪いということは背筋が弱いということ。背筋が弱いと上半身を支えられないので、できれば毎日20~30回程度の筋トレをすると、徐々に脚にかかる負担は軽減していきます。

骨盤がゆがんでいる

上記の「上半身の姿勢が悪い」同様、骨盤がゆがんでいると上半身を支えることが出来ないので、これもまた、脛やふくらはぎに負担がかかります。また、骨盤がゆがむと股関節も歪んでしまうので、大転子も出っ張りやすくなります。また、骨盤がゆがんだ事で骨盤まわりの筋肉も落ちてしまっていて、上半身を支えることが出来ません。その状態で筋肉を使っているので負担がかかり骨盤まわりは硬くなっています。負担を抜くためにも骨盤まわりのストレッチをしてあげるといいですね。それにより筋肉がきちんと使われるようになるので、上半身を支えられるようになります。

まずは、負担のかかっている脛とふくらはぎの緊張を緩めてあげることが大切です。ご自身でのアプローチとしては、ストレッチや筋膜リリースなどが有効です。そのあとにトレーニングなどをしてあげるといいですよ。それでも膝下が太く脛の膨らみが解消されない方は、骨格のゆがみが強いかと思いますので、整体などで膝下O脚のゆがみを整えてあげてください。